カラー | ナチュラル |
---|---|
フィラメント長 | 約260mm |
フィラメント直径 | 1.75mm(公差-10μ) |
フィラメント重 | 1本:800g |
プリント速度 | 最大速度20~40mm/s(形状による) |
プリント温度 | 180℃-230℃ |
商品説明 | ソフトナチュラルフィラメントは生分解性樹脂であるPBATを主体として熱可塑化澱粉などをコンパウンドした柔軟性があるフィラメントです。 積層方向やプリント密度を調整する事で多様なやわらかさを演出できるだけでなく、優れた層間強度も有する事からホースやジョイントパーツ(部品)など、変形させながら使用する用途にもご使用頂けます。 |
注意事項 | 吸湿しやすい素材となりますので、プリント後は密閉性のある容器で保管し低い湿度を保つようにお願い致します。 粘性が高いフィラメントの為、糸引きが起こりやすい素材となります。プリント条件を調整の上、プリンティングお願い致します。 |
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REVIEWお客様の声
TPUなどの柔らかい素材はダイレクトエクストルーダー式のプリンタでないと難しいと言われていますが、結論的にはこのちょっと硬いフィラメントならプリント可能でした。ただいろいろ従来のものとは違うので、条件出し作業が必要でした。以下に書いていきます。
まず使用機種ですが、Anycubic MEGA X です。一辺30cmのものまで出せる少し大型の機種で、ボーデンチューブが長いのと、エクストルーダーがシングルギアタイプ(片方しかギザギザがついてない)で、柔らかいものの出力には一番向いてないタイプ。なのでこれまでTPU等は出力したこともありません。
SNFソフトナチュラルフィラメント
POINT
01
加工しやすく適度なやわらかさ
現在、FDM方式の3Dプリンター用のフィラメントには、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレンと呼ばれる靭性と耐久性に優れたフィラメント)およびPLAが一般的に使用されており、それらフィラメントはいずれも硬質な質感であるのが特徴です。これに対し、ソフトナチュラルフィラメントは靭性が高く、非常に柔らかい質感を持つため、この特長を生かして、これまでは製作が難しいとされていた「柔軟性」がありながらも「高い層間強度」を有する造形物の製作が可能になりました。
02
積層をきれいに表現。
樹脂同士の密着度が高く安定性が
高い
3Dプリンター用PLAフィラメントの規格概要(JIS K 6821)における、24時間の連続吐出性試験においても、ノズルを詰まらせることなく製糸し続けることに成功しており、高い安定性が証明されています。
03
環境にやさしい生分解性
プラスチック
主原料として使用するマタビーは、1989年創業でイタリアに本社のあるNovamont社が開発した、生分解性プラスチックで、植物由来のでんぷんと、生分解性樹脂であるPBATを主成分としています。
高い生分解性を持つことから、EUでは食品袋やキッチンペーパーの袋などの包装資材や使い捨て用カトラリーとして使用されており、日本では農業用マルチフィルム(発芽させる部分以外にこのフィルムを被せ、雑草の発芽を防ぐ役割/一定期間の後は自然に土に還る)などの用途で使用されています。
熱可塑化澱粉とPBAT(ポリブチルアジペート テレフタレート)などをコンパウンドした加水分解型の生分解性のあるプラスチックで、各国認証機関・協会から生分解性と安全性の認証を得ており、生分解性、堆肥化可能、安全性が確認されています。
揮発性化学物質 JIS基準測定A判定 |
熱で熱しても身体に害のある煙が出ない |
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Q&Aよくあるご質問
Q.設定の基準はありますか?
機種によって異なります。
下記に掲載の設定は、あくまで弊社所有の3Dプリンター[Ender-3 S1]で出力する場合の設定です。
Q.推奨温度は何度ですか?
180〜190℃です。
Q.出力の推奨は何ですか?
基本はPLAの設定で出力を推奨しています。
ダイレクト式エクストルーダーのPLA設定はこちら。
機種 Ender-3 S1
品質
-
レイヤー高さ
0.2mm
外部
-
壁の高さ
0.8mm
-
ウォールライン数
2
-
上部/底面の厚さ
0.8mm
-
上部厚さ
0.8mm
-
上部レイヤー
4
-
底面厚さ
0.8mm
-
底面レイヤー
4
-
上層/底層パターン
直接
-
外壁優先
-
隙間充填
全対象
-
水平展開
0mm
-
Zシーム合わせ
ユーザー指定
-
ZシームX
110mm
-
ZシームY
220mm
-
シームコーナー設定
スマート・シーム
インフィル
-
インフィル密度
15%
-
インフィルライン距離
8mm
-
インフィルパターン
キュービック
-
最小インフィル領域
0mm
マテリアル
-
印刷温度
200℃
-
ビルドプレート温度
60℃
-
フロー
100%
スピード
移動
-
引き戻し有効
-
引き戻し距離
3mm
-
引き戻し速度
50mm/s
-
余分な押し戻し量の引き戻し
0mm3
冷却
サポート
-
サポート開始
ビルドプレート密着性
-
ビルドプレート温度接着タイプ
プリム
移動
-
重複量
-
全穴除去
-
スティッチできない部分を保持
-
重複メッシュのマージ
0.15mm
-
重複メッシュの削除
特別モード
実験
Q.台座ありでの出力時の温度は
何度ですか?
常温推奨です。
台座ありでの出力時、台座に熱を通すとくっついてしまう為、低め、もしくは熱なしが推奨です。
Q.ボーデン式とダイレクト式では、
使用感は違いますか?
ダイレクト式の方が吐出しやすい傾向にあります。
開発風景
事の始まりは2020年6月頃
GSIクレオスは、日本国内においてマタビーの国内正規代理店となっており、工業事業部門の取り扱うマタビーを、繊維事業部としても取り組んで使用していきたいという思いから、これの繊維化プロジェクトが発足しました。
マタビーは、イタリアに本社のあるNovamont社が開発した、生分解性プラスチックです。
しかし、その高い生分解性ゆえ他の用途への展開が難しく、中でも繊維化については強度の維持が課題となっていました。
マタビーで何を作れるか
繊維と工業製品の事業創造型商社である我々GSIクレオスが、このマタビーという素材を生かした商品開発を行うにあたり、やはり我々が長年に渡り蓄積した繊維化技術を生かした製品を開発したいという意見が出た為マタビー繊維化プロジェクトが2020年春から開始しました。
当初、服飾資材むけマルチフィラメントの開発を推し進めていたものの、マタビー特有の高い生分解性や澱粉の存在が細糸を紡糸する際の障壁となり開発は混迷を極めました。
ただ、そのような中、開発を共にしてきた製造委託先の方からのこの軟質樹脂で3Dプリンターフィラメントを製造したら面白い質感の製品が出来るのでは?との意見から開発は一気に加速しました。
試験生産した製品は大小の課題はありながらも、ほのかに澱粉が香る特徴的な軟質フィラメントに仕上がりました。
製糸テストを繰り返し、ようやく完成
開発当初、担当者は誰も3Dプリンターに関しての造詣を保有しておらず、開発したもののビジネスパートナー無しには販売はおろか、品質改善の方向性もわからない状況でした。このような状況下、京都工芸繊維大学発ベンチャーであるネオマテリア株式会社の増谷代表と接点が出来た事から、開発はさらに加速しました。
増谷代表からは、FDM方式の3Dプリンターにおいて、ノズルからの24時間連続吐出はマストであると助言頂き澱粉の香りは残しながらもノズル詰りが発生しない製品を開発すべく、1年以上に渡る数十水準の製造テスト繰り返す事で、2023年3月、遂に市販のFDM方式の3Dプリンターで使用可能な高品位プリンターフィラメント開発する事に成功しました。
ご注意下さい
※下記注意事項をよくお読みの上、ご購入を進めて下さい。
・開封後の返品交換は不可となります。
・商品は土日祝日を除き、PM12:00までのご注文確定分を即日発送とさせていただきます。
・佐川急便での発送となりますが、配送日指定ができません。
・注文内容によっては、配送方法を変更させていただく場合がございます。
・ポイントの付与は発送処理が完了したのちに付与されます。
・ラッピング等の対応は行っておりませんのでご了承ください。
・お客様の長期ご不在や住所の入力ミス等により再送となった場合、着払いにて配送させて頂 きます。
・レターパック、クリックポスト、佐川急便対応の商品を同時にご購入いただいた場合、
ご注文内容を確認後に金額を修正し、佐川急便の配送料で注文確定と致します。
薄く細くすると曲がり、
中身を詰めると硬くなる
調整し甲斐のある楽しいフィラメントです。